データの集計や分析、リサーチなどの業務ではSUMIFS関数をよく使うよ。
実務で使う機会が多いと思う。
SUMIFS関数とは
今回は、リサーチ業務において最も重要なSUMIFS関数について説明します。
SUMIF関数は、合計範囲を1つしか指定できませんが、SUMIFS関数は複数の条件を指定でき
最大127個まで可能です。数式も複雑そうに見えますが、実はとてもシンプルです。
ここに、売上集計表があります。
例えば、東京都に住む男性の売上額、土日の売上額、神奈川県に住む女性の土曜日の売上額を
それぞれ、調べたい場合。どのような数式になるでしょうか。
東京都に住む男性の売上額
第一引数は合計対象なので、この表を見ると売上金額ですよね。
=SUMIFS( 売上金額を範囲選択して、カンマ、次に条件範囲1と条件1は、ペアで考えてください。
都道府県の中にある東京都を数式で表します。条件範囲に都道府県を範囲指定し、カンマ、この中の東京都なので
ダブルクウォーテンションで東京都の文字列を囲ってカンマ、次に条件範囲2つ目には男性を調べたいので
性別を範囲指定しカンマ、この中の男性を調べるのでダブルクウォーテンションで男の文字列を囲ってあげてEnterで確定します。
そうすると東京都に住む男性の売上額の結果が出ました。
=SUMIFS(C3:C17,E3:E17,"東京都",D3:D17,"男")
土日の売上額
次に、土日の売上額ですが
=SUMIFS( 合計対象範囲を指定しカンマ、条件は土日の売上額なので曜日を範囲指定してカンマ、
ダブルクォーテーションで土曜日の土を囲ってあげて、カッコで閉じますが
しかし、ここでは土曜日だけではなく、土日となっていますよね。
条件2に、日曜日を指定することはできませんなぜかと言うと
SUMIFS関数の条件1、条件2、条件3・・とは条件1かつ、条件2かつ、条件3かつになるからです。
ではどうしたらいいかというと、土曜日かつ、日曜日かつにしてあげれば良いので
ここに足し算をしてあげて+SUMIFS(合計範囲を指定して、カンマ、条件に曜日を範囲指定してカンマ、
ダブルクォーテーションで今度は日曜日の日を囲ってあげてカッコで閉じます。
数式を見ると長いですが実はシンプルですよね。Enterを押して確定すると、土日の売上額の結果が出ました。
=SUMIFS(C3:C17,B3:B17,"土")+SUMIFS(C3:C17,B3:B17,"日")
神奈川県に住む女性の土曜日の売上額
最後に神奈川県に住む女性の土曜日の売上額です。
=SUMIFS(合計範囲を指定してカンマ、条件1に都道府県を範囲指定しカンマ、
ダブルクォーテーションで神奈川県を囲ってカンマ、条件2に性別を範囲指定しカンマ、
ダブルクォーテーションで女と文字列を囲ってカンマ、条件3に曜日を範囲指定しカンマ、
ダブルクウォーテンションで土曜日の土を囲ってカッコで閉じてEnterを押すと結果が出ます。
=SUMIFS(C3:C17,E3:E17,"神奈川県",D3:D17,"女",B3:B17,"土")
今回は3パターンを例にして説明しましたが
SUMIFS関数はよく使うので良かったら保存して見返してくださいね!